水について
・ミネラルウォーター類の品質表示のガイドライン
ミネラルウォーターは、現在「160」種類以上を超える製品が販売されている。
しかし困ったことに、これまでバー等で提供されていたミネラル分を添加した水割り用の『ミネラルウォーター』と自然水をボトルるに入れた『ナチュラルウォーター』との違いなどがあいまいになっている。また、今までの◯◯山系天然水、自然水、天然鉱泉水、源流水などのネーミングやラベルは消費者が購入する際に惑わされやすく、イメージで選んでしまう傾向があった。さらには、実際の水源とは異なるものをそれと信じて飲んでいるケースもある。このため1991年4月から農林水産省が『ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン』に沿った表示を行よう、製造・販売会社に要請した。現在、多くの製品が、この指導に従って下記の分類でボトルに品名を明記いている。[国産のみに適用]
〈ナチュラルウォーター〉
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行わないものです。
〈ナチュラルミネラルウォーター〉
ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中または地に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水)を原水としたもの(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む)
〈ミネラルウォーター〉
特定の水源より採水された地下水を原水とし、品質を安定させるために、ミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水した原水の混合等が行われているもの。
〈ボトルドウォーター〉
ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、以外のもの。飲用に適する水。処理方法の限定はない。
参考文献・引用文献
素敵発見シリーズ
おいしい水
平成四年三月十九日第一刷発行
監修・・・ミネラルウォーター研究会
発行所・・(株)マインドカルチャーセンター